H2 第08話

  • 「二年生・秋…それぞれの選択」


<キャスト>
国見比呂・・・・・山田孝之          古賀春華 ・・・石原さとみ
橘英雄・・・・・・・田中幸太朗        雨宮ひかり・・・市川由衣
木根竜太郎・・・石垣 佑磨         野田敦 ・・・・・中尾明慶
佐川周二・・・・・北条 隆博         古賀富士夫・・・的場浩司
小宮慶子・・・・・田丸 麻紀         国見太郎・・・・柳沢慎吾
国見信子・・・・・石野真子          雨宮さくら・・・七瀬なつみ
雨宮太一・・・・・杉本哲太          柳道男・・・・・竜雷太


<スタッフ> 
製作・・・・・・・・オフィスクレッシェンド・TBS
原作・・・・・・・・あだち充「H2」(小学館
脚本・・・・・・・・関えり香山崎淳
プロデュース・・市山竜次
演出・・・・・・・・堤幸彦今井夏木・鬼頭理三・丸毛典子
主題歌・・・・・・「over...」 K(Sony Music Records


<ストーリー>
わたし的になのですが、このところH2が非常に面白くなってきたように感じる・・・「何故だろう?」今クールのドラマ群の中でも、興味の程はかなり上位に上がってきた。毎週木曜の22時が待ち遠しい、ビールとツマミも用意して、もちろんテレビの前で正座だ「ああ、石原さとみ市川由衣が愛おしくてたまらない!!」・・・・ちょっと待て、これか? この二人の存在がわたしの殺伐とした心に喝を入れているのか? そうか、そうだったんだぁ・・・。
という長い前フリはともかく、最近のH2は確かに面白い。
スタート当初は「あだち充ワールドはそんなんじゃねぇんだよ!」などとよく愚痴をこぼしていたのですが、なんとまぁ人間という生き物は現金なものです。
「何か(面白くなった)理由でもあるのかねぇ」夕飯を食べる箸を止めフッと考えてみる、シャンプーしてる手を止めても考えてみる、すると答えは就寝時の布団の中から湧き出てくるのです。それはきっと、わたしの中でドラマH2と漫画H2が完全に別物に理解された瞬間なのでしょう。改めて考えてみると「漫画じゃこうだったじゃ〜ん」とか粗探しばかりしてました当初は。ですから、最近になってようやく本当の意味でのドラマの楽しみが見えてきたのかもしれません。漫画は漫画、ドラマはドラマ、それでいいんじゃないでしょうか?
元々原作ありきなのだからストーリーのクオリティはある程度保障されているわけです。比呂と英雄役の山田君と田中君は「世界の中心で愛をさけぶ」で競演していることもありお互いをよく理解しているだろうし、石原さん市川さんも「天国への応援歌 チアーズ」で競演しています。もっと評判が良くてもいいのに・・・などと自分のことを棚にあげて思ってみたりもしました。わたしの周りでは意外と評判が良くないんですよねぇ。
というわけで今週のH2は・・・
比呂を抱きしめ慰めるひかり、それを目撃してしまうはるか、その続きからでした。ちなみにそれは先週のラストシーンなのですが、わたし的にはもう少しでしたねぇ。ちょっとドラマチックにやりすぎじゃないのかなぁ、なんて感じました。まぁそこはそれ、個人の好き好きの範疇でもあるのでしょうからね。ドラマ的にはあれぐらい盛り上げておかなければ後が辛いのでしょうかね? どうしたって1クール(11回)という足かせがありますからね、ドラマには。
英雄と付き合っていながらも比呂にも心引かれている様子が見え隠れするひかり。原作のように幼少時代のシーンをふんだんに盛り込むことが出来ないから、ひかりが軽い女に見られてしまわないか少々心配です。まぁでもオンエアーを見る限り、その心配は無用だったようですが。
英雄の怪我や二人のすれ違いを機に、恋人同士のひかりと英雄の距離がさらに近づいていく。そして比呂とはるかも・・・・。余談ですが「イカ焼きも食べたいなぁ」と言ったときの石原さんの笑顔が非常に素敵でした。やられました、撃沈です、アレだけでご飯3杯はいけそうです。
病室でのひかりの母と比呂のシーン。七瀬さん素敵ですねぇ、笑顔の演技に余裕すら感じられます。そしてクドクない程度の哀愁まであるんですから言うことなしですね。山田君が制服で病室にいると、何だか「世界の中心で〜」を思い出すのはわたしだけでしょうか?(山田君的にはイヤでしょうが)山田君のプランがどうなのか知りませんが(そりゃそうだ)原作では比呂はひかりの母が大好きなはず。まぁ比呂のキャラクター的にそれを前面に押し出すようなことはしないでしょうが、もう少し底の方にその気持ちが見えたらよかったのかなぁ。
そしてアッという間に春の甲子園で優勝してしまう千川高校野球部。(繰り返しになるので省きますが、時間的制約のため仕方ありません。)
そして甲子園から帰った比呂たちを待っていたのは、非常に悲しい現実であった。比呂の父(柳沢慎吾)から聞かされたひかりの母の死。それは比呂たちを甲子園という夢から覚めさせるのには十分すぎるものであった。
こうやって言葉で書くだけで難しそうなシーン、その事実を短い言葉で簡潔に且つ重大に伝えなければならない柳沢さん。あのシーンは本当に難しかったでしょうねぇ・・・言葉始めは「やっちまったか?」とも思いましたが、見事その大役を果たしてくれました。観ていて素直にショックを受けました。(ストーリーの先を知っていても)
予告を見ての話しなんですが、次回の山田君の演技は見ものですねぇ^^

  • ちなみに我らが3LDK(http://3ldk.luck.jp/)の方も宜しくお願い致します。

   是非一度、気軽に遊びに来て頂ければ幸いでございます。