H2 第11話

  • 「かわらない想い…運命の対決」


<キャスト>
国見比呂・・・・・山田孝之          古賀春華 ・・・石原さとみ
橘英雄・・・・・・・田中幸太朗        雨宮ひかり・・・市川由衣
木根竜太郎・・・石垣 佑磨         野田敦 ・・・・・中尾明慶
佐川周二・・・・・北条 隆博         古賀富士夫・・・的場浩司
小宮慶子・・・・・田丸 麻紀         国見太郎・・・・柳沢慎吾
国見信子・・・・・石野真子          雨宮さくら・・・七瀬なつみ
雨宮太一・・・・・杉本哲太          柳道男・・・・・竜雷太


<スタッフ> 
製作・・・・・・・・オフィスクレッシェンド・TBS
原作・・・・・・・・あだち充「H2」(小学館
脚本・・・・・・・・関えり香山崎淳
プロデュース・・市山竜次
演出・・・・・・・・堤幸彦今井夏木・鬼頭理三・丸毛典子
主題歌・・・・・・「over...」 K(Sony Music Records


<ストーリー>
明和一高と千川の対決から始まったH2最終回。
比呂と英雄と春華とひかりのストーリーは確かに盛り上がっているのだけれど、やはり11回という短い期間では他の登場人物のバックボーンまで細かく描くことが出来なかったんでしょう。試合のシーンになると、ちょっと停滞してしまいます。野田、木根、柳、佐川らをもっと描ける余裕があればなぁ、もっと盛り上がったんでしょうけど。
だからという訳ではないでしょうが、一番大事な試合が春華のナレーションだけであっさり最終回まで飛んでしまいましたからねぇ。
英雄との最終対決へと向かう比呂に春華は「頑張れ、負けるな。」と、ひかりと同じ言葉で送り出す。一瞬ひかりのことが頭を過ぎる比呂だったが、戦いの野に赴てゆく。
そして戦いの決着がつく、千川高校勝利という形で。
このとき流れたひかりの涙は、どういう意味だったのでしょう?
でも、春華の「おめでとう国見君。」という言葉は最高でした。持てる感情をあれだけ抑えて表現することの難しさ・・・本当に演技が向上しましたねぇ。
甲子園が終わり、野球という接点がなくなったことにより関係が離れてしまった比呂と春華。そして、ひかりも海外へと旅立っていく。
ひかりの母の墓前で出会う比呂とひかり。その後、英雄の話や留学の話を聞くのですが・・・ひかりは色々と決心していたのですねぇ。吹っ切っていたのか、心残りがあるのか、でも強さみたいなものは見えました。
比呂の球を初めて打たせてもらった春華は、その帰り道「この場所で思い残すようなことがあったら先へは進めない。」そう比呂を諭す。
そこで決意した比呂は英雄との再度決着を決心する。
結果は・・・英雄のバットが折れピッチャーゴロ。その勝負を期に決心した英雄は、ひかりの元へと向かう。
そして、ひかりと英雄はお互いを理解しあう、将来の約束と共に。
肝心の比呂と春華はというと・・・・・二人が始まった場所で再びというか新しく始まるのですが、もう私の拙い言葉では表現出来ません。というより言葉では表現出来ません、どんな言葉で飾り立てようと陳腐になってしまいますから。
とにかく春華の表情は秀逸!! 驚きと喜びをあんあ微妙な変化で表すなんて凄いです、また微妙だからこそあそこまで良かったんでしょうが・・・
押さえ込む表現ばかりかと思いきや、卒業式で初めて「比呂!!」と呼び捨てにするシーンでは発散するストレートな好感が持てる演技だったし。全く持って、あの歳で凄い女優さんです、石原さとみさんは。
ラストにサラっと将来を含ませる演出も私的には大好きです。少々クサイといわれるかもしれませんが^^

  • ちなみに我らが3LDK(http://3ldk.luck.jp/)の方も宜しくお願い致します。

   是非一度、気軽に遊びに来て頂ければ幸いでございます。