正しさ

災害から2週間以上経つが、連日の報道は止まらない。
止まるはずはない。
沢山の人が辛く、沢山の人が不安なのだから。


今も辛い状況に苦しめられている人。
命をかけて必死に頑張っている人。
不安に心を押しつぶされそうになっている人。
明るい未来を信じて復興に尽力されている人。
信じなきゃやってられないと、歯を食いしばっている人。
心を痛めて、何か出来ることがないかと思っている人。




災害に乗じて酷いことをしている人間もいます。




ですが、
思いの方向、やり方は違えども、大部分の方は心を痛め、思いやり、なんとか出来ないものかと考えていると思います。


私は今まで・・・・
「今は誰かを、何かを責めているばかりではだめだ。
 何がダメだったかを論ずるのは大切だけど、
 今は通常の時のように、ただ問題点を責めて非難するだけじゃなく、
 どうすれば良くなるのかを論じなければいけない。
 それが一番の問題だ。」
と思っていました。
「メディアの片隅で生きている人間として、
 問題点を定義するだけの報道は違うのではないか?
 メディアは情報を流すだけが仕事なのか?
 その情報を受け取った方も、解決法を見出そうとはせず
 怒り、責め、不安、ばかりになってしまうのではないか?」
そんなことを考えていました。
「そんなバカな人間ばかりじゃないよ。
 みんな優しい人間ばかりだ。
 明るい未来を信じなきゃやってられない。」
そういう大切な言葉ももらいました。




自らのありかた。
考え。
話をし。
さらに沢山考えました。
だけど答えは出ませんでした。
答えはないのかもしれません。
皆が大切な人の幸せを思っている。
私も思っている。



けれど、私には分からなくなってしまいました・・・・



分からなくなってしまった今の私に、何かを発信、思いをつたえる表現をすることは出来るのだろうか?
答えがないなら
自分なりの答えが出るまで、考えるしかないのかもしれません。
たとえ答えがでなくても、考え続けなければいけないのかもしれません。