あれから〜


早いもので、あれから3週間あまり。
正確には分からない、わざと数えてません。
なんか風化してしまいそうで怖いから。


自身の身の上に直接起こっている出来事でないと風化しがちです。
人間の本能とはいえ、忘れたくない、忘れちゃいけない出来事だと思います。


私はあれから2つの現場を掛け持ちするバタバタした日常を過ごしています。
時々その日常に埋もれそう。
地元が被災している私でさえそうなのですから、直接関わりのない方はもっと流れていってるのではないかと不安さえ覚えます。


自粛しすぎはいけない。
経済が回らなくなって余計に復興の妨げになるから。
それは分かります。
だけど忘れないで欲しいな。
これって難しいんですかね??
私の感覚ですが、4月に入り、ここ数日なんだか過去のことになりつつあるような。
いや、確かに過去のことなんですが・・・・被災地はまだまだ現実に苦しくて、過去ではなく今なんです。


行動してみて実感します。
支援とは難しいんだなぁと。
刻々と変わる要望、需要。
善意の空回り。
心無い人々の増加。
ウソと隠し事とストレスと誹謗中傷、風評被害


情報は、やっぱり情報でしかなく、偏ったり正しく伝わらないこともしばしば。
現実の被災地は「立ち直ろう」と頑張っていますが、実際には明日を過ごす金銭がなく、新たな収入のメドは全くない方も沢山います。
1日1日を、明日をどう生きるのかさえ大変な状況です。


私は作家であり演出家でありシナリオライターであり役者でもあります。
なんとも二次利用できにくい職業ですが「私にはこれしか出来ない」ではなく、
私は私に出来ることを探し、精一杯したいと思い行動しています。
願わくは、被災があったことに慣れてしまわず、風化せずに、助け合いの輪が永遠に広がり続けていきますように・・・・