色んな意見があるでしょう



地元にいれない私が遠く離れ、文章で綴るのはなんとも心が痛いのですが。
私は文章で生きている人間として、文章で多くの方に伝えていくこともしようと思っているので、筆を折らず書き続けようと思います。




泣く泣く地元を離れる人。
政府や自治体の言葉を信じ、自ら調べ、地元に残る沢山の人。


どちらも放射能は怖いと。
それは変わりないでしょう。
そちらも同じく「いわき」を愛しているということも変わらないでしょう。


正直、私も今は、何の情報が正しく、誰の言っていることが正解で、何を信じていいのかは分かりません。
だからこそ、どんな選択をした方も等しく応援しようと決めています。




地元を離れる決断をした方には、その場所を。そして帰れる場所を。いわれのないない非難を受けないようにすること。
風評被害に負けずに、残って頑張っている人には、少しでもそのサポートを。生きる助けを。気持ちと、物と、人と、生きていく為に必要な様々なモノを。


ニュースではなかなか流れませんが、今はそれが最優先だと思っています。
募金を募り、復興に役立てて・・・・というのは、本当に有り難い話で絶対必要なことだと想いますが、まだもう少し先だと思っています。
今は、まずは生きていくことが最優先。
知らない方が沢山いらっしゃいますが、それほど逼迫しているということ。


有り難いことに、昨日は陸路でガソリンが、船で支援物資が入ってきたそうです。個人の支援も沢山きたそうです。
少ないガソリンをやりくりして、自ら他県に仕入れに行った商店の方。
少ない食料でも渡そうと店を開けるスーパーの方。
品数はなくても店を開ける飲食店の方。
助けにならないくらいの助けしか出来ませんが、頑張って下さい。




確かに放射能は怖いとは思うのですが、信じられないって言う方の気持ちも分からないではないですが、
でもそこには、信じて必死に生きようとしている人たちがいるんです。
確かに怖いし、命は何より大事です。
ですが「いったん離れればいいじゃん」という問題ではないのかもしれません。
ふるさと、こきょう、田舎、色んな言葉がありますが、言葉だけでは言い表せない、ずっと生きてきた自分たちの町というのは、そういう特別なモノなんではないかと。


分かってほしいとは思いますが、強要は出来ません。
ですが、忘れないで欲しい。
この手の話は、風化して美談にして、一番酷い話を思い出にしようとします。※特にマスコミは。
だけど、忘れないで下さい。
そこに人はいるんです。
生きているんです。



※「いわき」の素敵な写真を盛り込んだ日記をどうぞ。
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