映画「いま、会いにゆきます」

shu_chan20002004-11-02



<キャスト>
秋穂 澪     : 竹内結子
秋穂 巧      : 中村獅童
秋穂 佑司    : 武井証
佑司の同級生 : 美山加恋
高校時代の巧 : 浅利陽介
高校生の佑司 : 平岡祐太
高校時代の澪 : 大塚ちひろ
永瀬 みどり  : 市川日実子
浜中 昌子    : YOU
洋菓子店主  : 松尾スズキ
野口医師    : 小日向文世


<スタッフ>
監督  : 土井裕泰
原作  : 市川拓司著「いま、会いにゆきます」(小学館刊)
脚本  : 岡田惠和
撮影  : 柴主高秀
美術  : 種田陽平
照明  : 上田なりゆき
主題歌: ORANGE RANGE「花」
製作  : 「いま、会いにゆきます」製作委員会
      TBS/東宝博報堂DYメディアパートナーズ/小学館/S・D・P/MBS
      東宝映画作品
      2004「いま、会いにゆきます」製作委員会
配給  : 東宝


<ストーリー>
まだ公開したばかりでネタバレになりますので多くは書きませんが、感想と言うことで。
この作品は原作本が最初に作られたそうですが、わたしが初めて出会ったのは漫画の方でした。同じ小学館から出ていた「ビックコミックスペリオール」という雑誌に掲載されてました。大好きな漫画家さんということもあったのですが、話が進んでいくにつれ内容に引き込まれ、ラストの話を読んだときには年甲斐もなく涙していました。
何かのインタビューで竹内さんも仰っていたのですがラストを読んでようやく題名の意味が分かったんです。その時にはもう遅い、完全にやられていました・・・。
その雑誌やテレビCMでもバンバン宣伝していましたので、これはどんなに忙しくても映画館に観に行かねば、と思うようになりました。
そして今日行って参りました〜^^
いや〜、良かったですぅ。物凄い期待していったので、予測したまでの感動はなかったのですが、それでも3回は涙しました。
当たり前ですが、やはり何も予備知識なしで行った方がより楽しめます。
でも、これから原作本を読むのが楽しみです。
またまた竹内さん曰くですが、「大切な人と見て下さい」わたしも本当にそう思いました。その方がより楽しめます。といいますか、その時間を愛する人と共有し意見を交し合う・・・そんな行為がまた良かったりするんじゃないでしょうか?
一緒に行く相手もいないわたしは、帰りの電車一人きりでパンフレットを読んでいて少しだけですが寂しくなったりもしました。そして案の定、映画館はカップルでいっぱいでしたし♪


肝心の内容は・・・巧役の獅童さん、映画を観る前は「ちょっとイメージと合わないかも?」と思っていましたが、実際は予想を裏切る表現の仕方で実に見事に演じられていらっしゃいました。
佑司役の子役の子もさすがでしたねぇ、嫌味がない。
そしてなにはともあれ竹内さんです!! 内容を知っているといっても、彼女が演じているというだけで、もう泣けてきます。彼女は泣きが上手いんですよね〜、そしてその後の切ない笑顔がたまらない。なんとも不思議な魅力のある女優さんです。誰でも好きな方と仕事をご一緒させて頂けると言われたら、迷わず彼女を選びますねわたしは! とても難しい役どころでしたが、お見事でした。


スタッフの方も大好きな方ばかりでした。監督の土井さんはTBS系のドラマで「オレンジデイズ」「Beautiful Life(ビューティフルライフ)」の演出をこなし、美術の種田さんは「キル・ビル Vol.1」のセットを作り、脚本の岡田さんはいわずと知れた「ちゅらさん」で知られる売れっ子の作家さんです。そしてエンディングロールに流れる主題歌も実に作品にマッチしていました。
いや〜、それぞれの良い所が余すことなくコラボレーションすると、こんなんにも良い作品が出来るのですね。
わたしも12月の公演に向けて稽古が始まり、映画観てる時間なんかあるのかと言われてしまうかもしれない状況なのですが、これでよかったと思うのです。
他の業界の事はよく知りませんが、少なくとも我々は結果だけを求められる世界で生きている生き物です。心のエネルギーが足りなくなる時や、無理をしてもエネルギーを振り絞らなければならない時があるのです。そんな時、こういった良い作品に出会えると本当に助けになります。「俺も頑張らなきゃ!」という心の栄養剤になるんです。
これで明日からまた頑張れそうです、本当にこんな作品に出会えて良かった。

  • ちなみにその12月の公演情報が載っている我らが3LDK(http://3ldk.luck.jp/)のHPも宜しくお願い致します。是非一度、気軽に遊びに来て頂ければ幸いでございます。