夫婦。 第03回

＜キャスト＞
山口太一・・・・田村正和
山口華・・・・・・黒木瞳
山口菜穂・・・・加藤あい
山口順・・・・・・塚本高史
敏江・・・・・・・・深浦加奈子
照代・・・・・・・・今井陽子
梶川由香里・・青木麻由子
田之上静香・・西田尚美
元木慎吾・・・・大森南朋
待田幸子・・・・羽田美智子

＜スタッフ＞
製 作・・・・・・・ＴＢＳ
制 作・・・・・・・ＴＢＳテレビ
脚 本・・・・・・・遊川和彦
主 題 歌・・・・「あなたが好きで」森山良子
演 出・・・・・・・清弘誠、高成麻畝子
プロデューサー・八木康夫

＜ストーリー＞
前回、華の「あなたと結婚して初めてちょっと後悔しました。」というところで終わったわけですが、今回はちょっと時間を進めた時点から始まりました。
冒頭のカラオケシーンはご愛嬌としても、近所の奥様連中との雑談はリアルでテンポもよくとても楽しめました。
太一と華と菜穂と慎吾の四人で式場の下見に向かうシーン、ここで一つ思ったのですが、そこでの太一が実に私の父に似ている・・・。
私にも妹が二人ほどいるのですが、二人とも結婚しており、いわゆる花嫁の父というものを見てきました。このシーンの太一のセリフと同じようなことを言っていたような気がします、私の父も。どこの父親も同じようなものなのでしょうか？
気に入らないことがあると「勝手にしろ、俺は結婚式には出ないぞ。」とか娘の花嫁姿を見て涙ぐむところとか・・・？
息子の順のキスシーンのことを両親の前でバラしてしまう菜穂。
ここでの黒木さんの母親っぷりは実に見事でしたねぇ。息子と娘を思う母親を見事演じ分けていらっしゃいました。
夜、太一と華のベットルームのシーン。
ここでの二人は観ているこっちが恥ずかしくなる程仲むつまじく、実にいいシーンでした。特にこの年代の夫婦が、久方ぶりに一夜を共にするという微妙な関係がリアルにかつ面白く表現されていました。そして次の朝の華、いつもとは比べ物にならないほどのご機嫌。分かりやすいなぁという表現方法が実に効果的でした。はっきりいって黒木さんカワイイ！
静香に会うため彼女の勤めている病院に出向く順。
ここで静香は前回自分の偽った年齢のことも話してしまい、順を遠ざけようとする。でも、ここで話すのはストーリー的に面白みがないなぁと思いましたが、第04回以降が楽しみです。
進路の決まってない順を心配し「うちの会社に来ないか？」と誘う太一。しかし「オヤジみたいに恥ずかしいことは死んでもやらない。」と言ってのける順。この時の太一は実にもの寂しげな顔をしていましたねぇ。ここら辺のバックボーンの描き方が巧みですね。
マッサージ店でたまたまで再会し食事をしにいく太一と幸子。
そこで幸子の元彼と新しい恋人に出会ってしまう・・・のだが、新しい恋人が幸子の友人ということもあり隠れた幸子を発見する。しかし幸子は顔をまるっきり隠した状態で「これで発見できるわけないだろ！」と思わず突っ込んでしまいました。
そこで幸子を気遣って彼のふりする太一なのだが、これには少々無理があるかなぁと。
別れ際の二人、走り始めたタクシーを途中で止め、幸子を励まそうと語る太一。
少々クサイシーンだったのですが、田村さんは上手く演じきってました。特に芝居が上手というわけではなかったのですが、田村ワールドといいますか田村さんならでわの雰囲気で乗り越えたようですね。
そして、とうとう一線を超えてしまう太一と静香。
去り際に結婚指輪を落としてしまう太一、伏線も張られ、次回がますます楽しみです。

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