弱いと強いを書くとき
私は自分を弱い人間だと思っています、認識しています。
だからこそ、常々、強くありたいと思い「強くなる為には?」と試行錯誤し、前進と後退の繰り返しを続けています。
そんな私が書く作品には、矛盾だらけの人間が出てきます。
強いのか弱いのか分からない。
自分の言動と行動が反対になる。
私が描く登場人物は矛盾と葛藤をはらんでいる。
だから度々、演じる役者さんに理解してもらえないことも・・・・
何が素敵かは分からないが、現実の人間は葛藤ばかりだろう。
そして私は私を切り取り、削って作品を描く。
だから私の描く作品には強くなりたい弱い人間といった矛盾と葛藤をはらんだ間違いだらけの人間が。
間違いながら、気付き、正し、少しづつ前に進む人間。
私は素敵だと思うし、避けては通れないと思っている。
そんな登場人物を否定する方は、私自身をも否定し、クズと思うかもしれない。
しかし私は書き続ける。
私は私。