脱稿


秋に上演されるミュージカルの台本がようやく脱稿した。
初ミュージカル、実は震災以来初めての長編新作ということで、
色々とご迷惑をおかけした。


しかしながら、脱稿というのはいつ経験しても
数か月の糞詰まりが解消されたような清々しい気分だ。
(数か月の便秘など経験したことはないが……あ、そうそう。昔便秘で亡くなった女性がいたとか)


久々に書いてみて改めて実感したが、
一から執筆する戯曲(小説もシナリオもか)というものは、
その時の自分の鏡のようなようなものです。
例え「書きたいこと」「書かなきゃいけないこと」があったとしても、
今の精神(思考)構造が無意識に、そして如実に反映されてしまいます。
違う方向に行こうとしても、ミスリードされてしまうこの感じ。


「当たり前だろ」と思うかもしれませんが、
こればっかりは経験してみないと分からないことの一つだと思います。
ここ1年半ばかり『依頼された物を忠実に書く』という映像の仕事をメインに執筆をつづけてきたので
なおのこと実感しているのかもしれません。


今年はあと2本、演出(執筆もするのかなぁ……)が決まっている。
都合3本……なにげにウカウカしていられない状況です。


しかし!!!!
来年になりますが、すばらしいお仕事のお話をいただきました。
まだ公表できる段階ではないのですが、今までやったことのない新たなステージに挑戦するお仕事です。
時期が来ましたら、ご紹介させて頂きます。