秋の夜長
ここのところ朝晩などは随分と涼しくなってきました。
というか、むしろ寒いぐらいの時もあります。
「夏も終わりだなぁ」と思わせる、何ともアンニュイ(笑)で短く儚い、しかし食べ物が美味しい季節ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか??
最近の私は、執筆に、執筆に、執筆に「それ以外ないんかい!!」なんてぐらい執筆に勤しんでおります。
そんな私は一応“作家”です。
物語というか、世界というか、無から有を生むというか・・・・そんな職業です。
とにかく頭と指先と○○○を使い、新しいモノを産み出します。
しかしながら、その産み出した“モノ”は現実ではありません。
そりゃそうです私が産み出したのですから。
(現実に見え触れられると認識したら病気です(笑)即入院です)
しかし私が嘘だと思うと、世界は途端に嘘になり、空白で薄っぺらいモノへと変貌します。
時々思います、「何か嘘ばっかりだなぁ」なんて。
嘘も百篇つけば本当になる、なんてことはありません。あったらそれこそ病気です(笑)
しかしその嘘を信じ、本当にしようとする人が、人達がいます。
私はこれから百篇どころか、死ぬまで嘘をつき続けるでしょう。
それが本望だし望みです。
百でダメなら千、万とつき続け、共に嘘を作り続ける人達にだけは本当だと思ってもらおう。
たった1〜2時間だけは、仮染めの嘘を、素敵な本当にしてやろうと思う、長い長い夜でした。