神様って
私は無神論者なので、その上で読んで欲しいんですが・・・・・・・
先日、とある喫茶店で見かけた光景。
そのことからフッと思い出すことがあり、複雑な心境になりました。
私が大好きな『アフター0』という本。
元数学者のお坊さんが戦争や争いがなくならない世を嘆き、
数式で“あの世”がないことを証明する。
あの世がない=神は死んだ(いない)
という理論が成立し、一旦世界は平和になる。
しかし拠り所のなくなった人間世界は崩壊してしまう・・・・・
というお話。
まだまだ精神が未熟な人間は
『死後の世界』
という曖昧な拠り所がないと生きてはいけないらしい。
何故そんなことを思い出したのかというと・・・・・・・
喫茶店で私の隣に座っていた二人。
一人の老婆と、それを必死に諭す中年の男。
そのいかにも怪しい風貌の男は、またいかにも怪しい口調で
彼の信じている?であろう神の存在を切々と語っていました。
その話をなんとなく耳にし、
「ああ、またやってるよ」
ぐらいにしか思わなかったんですが、
その男の“いかにも怪しい”という話と、
疑いながらも彼の言葉に耳を傾きかけ続ける老婆の態度に、
次第にこっちが腹が立ってきました。
もう一度書きますが私は無心論者です。
しかし世に数多ある宗教を否定するつもりもないし、
信仰している人々をバカにするつもりもありません。
色々な自由がある中で、心の自由が最後の砦だと思うし、
やっぱり人間はそんなに強い生き物ではないと思うから。
しかしです!!
それを食い物にするのは別です
ε=ε=ε=(怒゚Д゚)ノ ゴルアァアァアァ!!!
何だ!!
その老婆の全人生を否定するかのような話と態度。
何だその集会って。
何買わせんだコラ。
何だお前の言う影の実力者って。
何だ『オーラの泉』の美輪さんが
次回で降板するって、させるって。
別に老婆に同情したわけではないのですが、
一言いってやりたくなった私。
しかし、止めました。
理由は色々。
彼の言う“神”が本物?だとは今でも思えません。
単なる金儲けのような気もします。
でも、もう一度同じ場面に出くわしても言わないでしょう。
たとえウソでも、
たとえ金儲けでも、
信じているものも、幸せも
その人それぞれでしょうから。