戦慄・・・・・・・・・


先日とある本で読んで
旋律(もとい戦慄)を覚えた話について。



数年前、都内のあるマンションで不思議な現象が多発したそうです。
水道の蛇口を捻ると変色した水が出てきたとか、
その水でご飯を炊いたら、
ただの白米なのに赤飯や炊き込みご飯のような出来上がりになったとか、
腹をこわしただの、臭いがするだの。
住民の苦情は段々とマンション中に広がっていったそうです。


そこまでくるとマンションの管理会社も、
さすがにただの噂で片付ける訳にもいかなくなったそうで、
とりあえず屋上にある貯水タンクを調べることにしたそうです。


 「まったくやってらんねぇよ」


つい先月、
義務付けされている年に1度の清掃を終えたばかりだった作業員は
渋々作業にとりかかりました。
しかし彼は気付いてはいませんでした。
後々、この日この場所に来たことを一生後悔する破目になろうとは。


 「よっこらしょ」


力を入れタンクの蓋を開けた彼は一瞬目を疑いました。
だって全くありえない状況で目が合ったんですから。












タンクの水面に浮かぶ膨れ上がった腐乱死体の目と・・・・











マンションの住民は、約一ヶ月の間
死体が浸かった水を飲み続けていたそうです。
精神を病んだ方、
引っ越す方、
色々な方がいたそうですが、
その本によると、この話は新聞にも載った実話だそうです。
(まぁ、よくある話ではありますが)


都市伝説的な話でもありますし、
その雑誌自体も信憑性に欠けますので
真実の方は図りかねますが、
毎日水道水を何リットルもがぶ飲みする私にとっては
十分“戦慄”に値する話であったことは確かです。


噂が流れた後、
ドラマにも映画にもなりましたしねぇ。